【はじめての心理学:P1】TA(交流分析)の哲学を知って夫婦円満になろうよ!!
夫婦関係がうまくいかずに悩んだことはありませんか?ちょっとしたすれ違いや考え方の違いが、気づかないうちに関係をギクシャクさせることもあります。そんなときに役立つのが「交流分析(TA:Transactional Analysis)」という心理学の考え方です。今回は、TAの創始者であるエリック・バーンが提唱した「夫婦関係を良くするための3つの前提」を、わかりやすく紹介します。自分のことも相手のことも大切にできる考え方なので、ぜひ読んでみてください。
1. 人は誰でもOKである
TAでは、「人は誰でもOKである」と考えます。この"OK"は「正しい」「間違っていない」という意味ではなく、「どんな人でも価値がある」ということです。
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夫婦それぞれに価値がある
夫婦の関係がうまくいかないとき、「自分が悪いのかも」「相手が悪いのでは?」と考えてしまうことはありませんか?でも、どちらが正しいかではなく、「どちらも大切な存在である」という視点を持つことが大事です。 -
OKの姿勢を持つとどうなる?
例えば、「なんでいつもスマホばかり見てるの?」と言うより、「一緒に過ごす時間を増やしたいな」と伝えるほうが、相手も受け入れやすくなります。「相手がダメ」と決めつけるのではなく、「二人でより良い関係を作るには?」と考えることで、会話の雰囲気も変わります。
2. 誰もが考える能力を持つ
エリック・バーンは、「誰でも考える力を持っている」と言っています。
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「考えられない」は思い込み
「うちの夫(妻)は私の気持ちをわかってくれない」と感じることがあるかもしれません。でも、もしかしたら「どうすればいいかわからないだけ」かもしれません。 -
関係を良くする考える力
例えば、最近会話が減ってきたと感じたら、「どうしてこうなったんだろう?」と冷静に考えてみることが大切です。「仕事で疲れているのかも」「自分も忙しくて会話が減っていたかも」と気づくことができれば、解決のヒントが見えてくるかもしれません。
3. 人は自分の運命を決め、変えることができる
「自分の運命は自分で決めることができるし、それを変えることもできる」というのが、TAの大切な考え方です。
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過去の経験が今の行動に影響する
たとえば、子どもの頃に「自分の意見を言うと怒られる」と感じていた人は、大人になっても自分の気持ちを抑えてしまうことがあるかもしれません。でも、それは「もう変えられない」ということではありません。 -
夫婦関係を変えるためにできること
例えば、「いつも私ばかりが謝っている」と感じたら、「これからは、私の気持ちも伝えよう」と意識してみることができます。また、「どうせ変わらない」と諦めるのではなく、「まずは小さな一歩から」と考えることが、関係を良くするきっかけになります。
まとめ
エリック・バーンが提唱した「人は誰でもOK」「誰もが考える能力を持つ」「人は自分の運命を決め、変えることができる」という3つの考え方は、夫婦関係を良くするための大切なヒントになります。
この考え方を知ることで、自分や相手をもっと大切にできるようになります。今すぐにすべてを変えるのは難しくても、小さなことから意識することで、少しずつ関係が良くなっていくはずです。まずは「相手も自分も大切にする」ことから始めてみませんか?